AS9100
(JISQ9100)
(JISQ9100)
AS9100(JISQ9100)とは、米・英・独・日など8カ国のワーキンググループによって開発された航空宇宙産業のサプライチェーンにおける製品品質を確保するためのマネジメントシステム規格の事です。今後、航空宇宙産業は受注が見込まれる中に合って、この規格は、航空機産業へ参入するためには必須の入場券となっています。
この規格はISO9100をベースに、「形態管理」など航空宇宙分野固有の要求事項が追加されています。ISO9100の要求事項に13の要求事項が追加されています。
ボーイング社、ゼネラル・エレクトリック社の航空エンジン部門、ロールス・ロイス・アリソン社、及びプラット・アンド・ホイットニー社では、AS9100(JISQ9100)への登録をサプライヤーに要求しており、今後その要求が強まる事が予想されます。航空宇宙産業向けに部品やサービスを供給する企業様にとって、AS9100(JISQ9100)の認証取得は急務になってくるものと思われます。また、AS9100(JISQ9100)を取得後、Nadcap認証取得をされる企業様も増えています。
また、AS9100及びAS9120で最も大切なものがKPI(キーパフォーマンス指標)です。タートル図での評価や評価基準(目標指標等)とも関係し、プロセスの監視測定の指標や品質目標とも関連する大切な指標だからです。
航空・宇宙産業に於いては、今後20年後までに倍増が予想されています。
小型ジェット機の新規需要は今後、20年で5,000機が見込まれる このような中でボーイング社及びエアバス社は直接取引の全サプライヤにAS9100(JISQ9100)規格の適合(第3者認証取得)を要求しています。
また、ロールス・ロイス社は全サプライヤにAS9100(JISQ9100)規格への適合 (第3者認証取得)を要求しています。
防衛省も調達品の品質保証としてAS9100(JISQ9100)を採用
NASAも調達品の品質保証にAS9100(JISQ9100)を採用
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は調達品の品質保証要求の一つとして JISQ9100の採用を決定
三菱航空機もJISQ9100認証取得を要求
今後、AS9100(JISQ9100)は必須条件になる事でしょう!
わが社はJAQG(宇宙航空品質センター)の賛助会員です。
※ 是非とも、ご検討をお願い申し上げます。
JIS Q 9100のスキームには、発注側・サプライヤー側双方のメリットとなるOASISデータベース(Online Aerospace Supplier Information System)があります。世界中の9100の 審査登録データを登録して一元的に把握するウェブ上のデータベースシステムです。 O A S I Sデータベースの利用による、発注者側のメリットは下記のとおりです。
OASISデータベースは不適合のやり取りにも使います。 ISO 9001では審査員とメールなどでやり取りしますが、JIS Q 9100では、すべてのNCR(不適合報告書)に対し、審査員と受審組織はOASISデータベース上でやり取りします。組織代表者は、封じ込め処置(必要な場合)、修正処置、根本原因、是正処置などを入力し、必要に応じて添付ファイルをアップロードします。